「この表示値は目安です」の意味とは?本当に信頼できる栄養成分表示の見分け方

今日は少しだけ、食品の裏面にある「数字」の話を。
栄養成分表示に
「推定値」
「この表示値は目安です」
と書かれている商品、見たことはありませんか?
実は栄養表示には、大きく分けて
・推定値
・分析値
という2つの考え方があります。
推定値とは
推定値とは、主に2つの方法で算出されます。
①原材料の食品成分データベースをもとに計算する方法
② 近赤外線分光法 (簡易法)による測定値
①は、レシピと原材料の成分表から理論上の栄養成分を導き出す方法です。
自炊でPFC計算をするとき、「鶏むね肉100gはタンパク質◯g」といったデータを使って計算しますよね?
それをより精密に行ったものが、この計算による推定値です。
②の近赤外線分光法 (簡易法)は、実際のサンプルを測る方法ですが、次に紹介する公定法と比べると「簡易的」で迅速な分析方法です。
そのため「この表示値は目安です」と併記されるケースがあります。
どちらも制度上認められている方法で、市販商品の多くがこの「推定値」を採用しています。
分析値とは(公定法による測定)
一方、分析値とは、完成した商品そのものを検査機関に提出し、食品表示基準で定められた「公定法」に基づいて測定した実測値のことです。
タンパク質・脂質・炭水化物などを、標準的な正式分析法で時間とコストをかけて測定します。
理論上の数値ではなく、出来上がった現物を精密な専用機器で測るため、実際に含まれている栄養量をよりリアルに反映した数字になります。
原材料の個体差、水分量の違い、加工工程での変化も含めた「最終的な数値」がわかるのが公定法による分析値です。
魚筋ラボの栄養成分表示は、この「公定法」による「分析値」を採用しています。
公定法の分析検査には、推定値の何倍ものコストと時間がかかります。
また、企画段階で計算した数字と、実際に完成した商品の数値にはズレが生じることがほとんどで、
商品サンプルを分析に出すと、
・タンパク質が想定より低い
・脂質や炭水化物が想定より高い
といった、ボディメイク食ブランドとしては、好ましくない結果が出ることが少なくありません。
そして、その度に、目標とする栄養成分結果が出るまで、原材料・調味料・製造工程の見直し→再検査という流れを繰り返します。
正直、PFCを1g単位まで追求する商品では、この工程が一番大変です。
それでも、魚筋ラボが分析値にこだわる理由

推定値も、制度上は問題ありません。
実際、市販商品の多くは推定値です。
(厳密にいうと、「高タンパク」「低脂質」など栄養を強調する表示をするためには「公定法検査」が必要なのですが、世の中の商品を見るとそうなってないのが現実です…)
それでも魚筋ラボでは、「おおよそこれくらい」ではなく、公定法で測定した実測値を表示することにこだわっています。
なぜなら、「高タンパク」「低脂質」を掲げる以上、数字に対して責任を持ちたいからです。
そして、グラム単位で食事管理をしている方に安心して食べていただきたいからです。
派手ではありませんが、これが魚筋ラボの小さな、でも特別なこだわり。
これからも魚筋ラボは、数字に責任を持ちながら、筋トレ・ボディメイクを頑張る方の食事を支えるブランドであり続けたいと思っています。
シェア:









