突然ですが、魚の皮を食べる派ですか?食べない派ですか?

もしあなたが「食べない派」なのであれば、せっかくの栄養を無駄にしてしまっているかもしれません。

 

というのも…

 

魚の皮には私たちの健康や美容に役立つ栄養がたっぷりと含まれているから。

 

今回は、魚の皮に隠された栄養とその効果についてご紹介します。

 

 

魚の目の裏のドロっとした部分や煮魚の汁の煮こごり。

これらの正体は、複数のアミノ酸でタンパク質の一種、コラーゲン

コラーゲンは、肌のハリや弾力を保つために重要な成分で、加齢とともに減少していきます。

また、筋トレやスポーツをする人にとっても、関節のサポートや筋肉の修復を促進する効果が期待できます。

そんなありがたい成分「コラーゲン」が多く含まれるのが魚の皮、特に皮付近の身です。

身も皮も食べて、魚の持つコラーゲンを余すことなく補給しましょう。

ちなみに、魚由来のコラーゲンは吸収されやすいという特徴があり、某有名化粧品には鱧の皮から採取したコラーゲンが主成分で使用されています(!)

 

必須脂肪酸とビタミン類も皮にあり

 

また、魚の皮には「必須脂肪酸」であるDHAEPAも含まれています。

DHAとEPAは、血液の流れをスムーズにし、血管や心臓の健康を守るために役立つだけでなく、ダイエット中の体脂肪燃焼をサポートする働きも持っています。

さらに、ビタミンB群やビタミンDといった重要なビタミン類も魚の皮から摂取可能。むしろ、身の部分より皮に豊富です。

これらのビタミンは、エネルギー代謝を助けたり、骨の健康を保ったりと、ダイエットや日々の健康維持に欠かせません。

 

魚は皮ごとどうぞ

魚の皮とその近くの身(血合肉)には今回ご紹介したコラーゲンや必須脂肪酸、ビタミンの他、鉄分などのミネラル、良質な「たんぱく質」も含まれています。

文字通り、魚の皮は「栄養の宝庫」!

ぜひ、次回魚を調理するときや食べるときは、皮ごと召し上がってみてください。