「筋トレ後はお風呂に入った方がいい」

 

こんな話を聞いたことはありませんか?

 

今回は、カラダづくりのために入浴がなぜいいのか、についてお話します。

(トレーニングを頑張っているのにシャワーのみの人は損をしているかもしれません…)

 

筋肉を増やすヒートショックプロテイン

ヒートショックプロテイン(HSP)というのは、熱のストレス(刺激)によって細胞内で活性化するタンパク質の一種。

カラダが温まることで、筋肉をはじめ、私たちのカラダにポジティブな効果をもたらしてくれます。

ヒートショックプロテインの主な効能は以下の通り。

 

- 筋肉の修復と成長促進

運動による筋肉の損傷を修復し、回復を促進することで筋肉の成長をサポートします。したがって、筋力トレーニングとの相性が良い。

- 抗炎症作用

炎症を抑制する作用があり、体内のストレス反応を抑え、慢性的な炎症を予防するのに役立ちます。

- 免疫機能の向上

免疫細胞の機能を高め、ウイルスや細菌などの異物から体を守る働きを強化します。

- アンチエイジング効果

細胞保護作用が強く老化を遅らせます。また皮膚細胞を保護し、肌を健康に保つ働きがあります。

- 疲労回復の促進

筋肉の回復を助けるだけでなく、全体的な疲労感を軽減する効果があり、運動後の疲労回復を早めるのに役立ちます。

 

ヒートショックプロテインを増やす入浴方法

運動やサウナなど、体温を上げる方法はさまざまありますが、日常生活の中でヒートショックプロテインを増やす手っ取り早い方法の一つが入浴です。

 

【入浴時のポイント】

・お湯の温度は40度〜42度

・約20分間浸かる

 

この2点を意識することで、ヒートショックプロテインを最大限活性化させることができます。

実際に研究でも、40度のお湯に20分間浸かると2日後のヒートショックプロテインが有意に増えることが確認されています。

 

最強物質「ヒートショックプロテイン」を味方につけて筋トレ効果を最大化

筋肉の成長だけでなく、健康維持やメンタルの改善にも役立つヒートショックプロテイン。

うまく活用して、トレーニング効果を最大化させてみてはいかがでしょうか?

筆者は普段シャワーが多いので、なるべく湯船に浸かる習慣をつけたいと思います。