「寝つきが悪い…」

「朝スッキリ起きれない…」

「しっかり寝ても疲れが取れない…」

 

睡眠に関するこんなお悩み、もしかするとタンパク質が救ってくれるかもしれません。

 

睡眠ホルモン「メラトニン」の元になるタンパク質

タンパク質に含まれるアミノ酸のひとつ「トリプトファン」は、体内に入ると神経伝達物質「セロトニン」に変化し、その後、体内時計を調節し、入眠をサポートしてくれる睡眠ホルモン「メラトニン」へと変わります。

したがって、タンパク質が十分に取れていないと、トリプトファンやセロトニンの合成が減少し、睡眠の質が低下する可能性があるんです。

そんな快眠のキーとなるトリプトファンは、ヒトが自前では生成できない必須アミノ酸。食事から摂る意識を忘れずに!

 

睡眠の質を上げたいなら朝タンパク

「ベッドに入る直前にスマホを見ない」

「寝る3時間前には食事を済ます」

 

こんな風に、良質な睡眠のために就寝「前」の過ごし方だけを意識していませんか?

もちろん直前の行動や習慣も大事なのですが、実は、睡眠の質を上げる準備は「朝」から始まっています。

というのも、睡眠ホルモンであるメラトニンが作られるまでに14〜16時間かかるから。

したがって、朝食のタイミングでタンパク質をしっかり摂りましょう。

朝に体内にメラトニンの原料を仕込んでおくことが、夜のぐっすりに繋がります。

ちなみに、トリプトファン→セロトニン→メラトニンと変化していくわけですが、「セロトニン」は別名「幸せホルモン」とも呼ばれリラックス効果のある脳内ホルモンです。

朝食で摂ったタンパク質が日中セロトニンへと変化し、心の平安をキープしてくれる。

そして、夜にはメラトニンを生み出し快眠をサポートしてくれる。

 

タンパク質パワー、おそるべし!

トリプトファンは、乳製品や大豆製品、ナッツ類に多く含まれるので、睡眠の質を上げたい人はぜひ積極的に摂ってみてください。