栄養は「数字」だけじゃない?フードマトリックス効果という考え方

筋トレやボディメイクをしていると、どうしても「タンパク質◯g」「脂質◯g」など、栄養を「数字」で考えることが多くなりますよね。
もちろん、これはとても大切です。
僕自身もPFCバランスやタンパク質量はかなり意識していますし、周りから見れば「数字に取り憑かれている人」に見えているかもしれません…
実際、体づくりを効率よく進めるうえで、栄養を数値で管理することはとても有効。
ただ最近の栄養学では、こうした「栄養の量」だけでなく、栄養の摂り方にも注目が集まっています。
その中でよく語られるのが「フードマトリックス効果」という考え方です。
栄養はチームで働く? フードマトリックス効果とは

フードマトリックス効果とは、簡単に言うと、栄養素は「単体」ではなく、「食べ物というまとまり」の中で働く、という考え方です。
私たちは普段、栄養を
・タンパク質
・脂質
・ビタミン
・ミネラル
といった「個別の成分」として考えがちですが、実際の食品の中では、これらの栄養素が単独で存在しているわけではありません。
さまざまな栄養素が組み合わさり、互いに影響し合いながら、体内で働いています。
つまり栄養は、「点」ではなく「チーム」で働くというイメージです。
例えば魚を見てみましょう。
魚にはタンパク質だけでなく、次のようなさまざまな栄養素が含まれています。
・ビタミンD
・タウリン
・ミネラル
・脂質(EPA・DHAなど)
これらの成分は、単体で存在しているわけではなく、同じ食品の中に一緒に存在しています。
こうした成分が互いに影響し合うことで、消化や吸収、体内での利用のされ方に影響する可能性があると言われています。
例えば、脂溶性ビタミンは脂質と一緒に摂ることで吸収率が高まることが知られていますし、タンパク質も他の栄養素と組み合わさることで体内での利用効率が変わる可能性があります。
こうした食品の構造や栄養素の組み合わせによる影響を、まとめてフードマトリックス効果と呼びます。
サプリメントは悪いのか?

ここで誤解してほしくないのは、サプリメントが悪いわけではないということです。
サプリメントはとても便利ですし、トレーニーにとっては強い味方です。
例えば
・忙しいとき
・トレーニング直後
・食事だけでは栄養が足りないとき
こうした場面では、サプリメントはとても役立ちます。
実際、ホエイプロテインは吸収がとても速く、効率的にタンパク質を補給できるありがたい存在です。
なので、サプリメントを上手に活用すること自体は、体づくりにとって非常に合理的であることは間違いありません。
それでも「食べ物」が基本
ただ、人間の体は長い進化の歴史の中で、食べ物から栄養を摂ることで発達してきました。
サプリメントの歴史は、栄養の歴史から見ればほんの最近のものです。
そのため、栄養学の世界でも
「基本は食事、サプリメントは補助」
という考え方が一般的です。
つまり、
まずは食事から栄養をしっかり摂る。
足りない部分をサプリで補う。
このバランスが、体づくりを長く続けるうえではとても大切だと考えられています。
ボディメイク食品ブランドである魚筋ラボが、魚や鶏肉などの高栄養な食品をベースに商品を作っているのも、こうした考え方が背景にあるからです。
「食品として丸ごと摂る」ことで、栄養をより自然な形で体に取り入れられる設計にこだわっています。
みなさんもぜひ、「どんな食べ物から栄養を摂るか」という視点をもって、食事管理をしてみてください!
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