【注目の研究】魚タンパクは「筋肥大スイッチ」を強く押す?

筋トレをしていると、
「mTORを活性化する」
「筋肥大スイッチを入れる」
といった言葉を一度は聞いたことがあると思います。
mTOR(エムトール)は、簡単に言えば「筋肉をつくれ!」という指令を出す仕組みのこと。
トレーニングやタンパク質の摂取によって活性化し、筋タンパク質の合成を促進する、筋肥大にとって非常に重要な経路です。
そんなmTORに関して、「魚タンパク」と関係する面白い研究を見つけたので紹介します。
スケトウダラ由来のタンパク質で筋肥大が促進?

2022年に発表された研究*では、ラットを対象に、スケトウダラ由来の魚タンパク質(Fish Protein:FP)を摂取させ、その影響を調べています。
すると、魚タンパクを摂取した群では、
・骨格筋重量の増加
・筋繊維の肥大
・筋タンパク質合成に関わるAkt-mTORシグナルの活性化
が確認されました。
つまり、この研究では、
魚タンパク質が筋肉をつくる仕組みに何らかの形で働きかけている可能性が示された、というわけです。
*参考論文:Dietary Fish Protein Enhances Skeletal Muscle Hypertrophy via Akt-mTOR Signaling Pathway in Rats(J Nutr Sci Vitaminol, 2022)
魚を食べることで筋肉づくりをサポートできる可能性
ここで誤解してはいけないのが、この研究はあくまでラットを対象とした研究であるということです。
したがって、人間でも同じような効果が得られるかどうかは、まだ十分に分かっていません。
また、この研究をもって、
「魚タンパクはホエイプロテインより優れている」
「魚を食べれば筋肉がつく」
と結論づけることもできません。
科学的には、そこまで言うにはまだエビデンスが不足しています。
ただ、それでも非常に興味深い研究であることは間違いありません。
なぜなら、今回の研究では、魚タンパクが、単なる「筋肉の材料」以上の役割を持つ可能性
を示唆しているからです。
魚タンパクに注目が集まる理由

実際、近年は魚由来のタンパク質やペプチドについて、さまざまな研究が進んでいます。
著者らも、今回の結果について、
・魚タンパク特有のアミノ酸組成
・魚由来のペプチド
・消化吸収の特徴
などが関係している可能性を考察しています。
もちろん、現時点では「なぜそうなるのか」はまだ完全には解明されていません。
それでも、
「筋肉づくりという観点から、魚をもっと活用する価値があるのでは?」
そんな新しい視点を与えてくれる研究と言えそうです。
魚を選択肢に入れてみませんか?
筋肉をつくるためには、
・適切なトレーニング
・十分な総タンパク質摂取量(適切な食事管理)
・睡眠や休養
これらが大前提になります。
そのうえで、毎日のタンパク源の選択肢として、魚を取り入れてみる。
それは、栄養面だけでなく、食事の満足感や継続しやすさという意味でも大きなメリットがあります。
鶏むね肉とプロテインだけに頼らず、魚という選択肢も上手く活用する。
そんな柔軟な食事管理が、長く、そして楽しく、ボディメイクを続けるコツだと信じています。
スケトウダラ由来タンパク質を手軽に摂れる魚筋シリーズ
今回ご紹介した研究でも使われていたのが、白身魚の一種であるスケトウダラ由来のタンパク質。
魚筋シリーズでも、筋肉づくりとの相性が期待されるタンパク質の「質」の高さに着目し、スケトウダラを主原料として使用しています。
ぜひ、理想のカラダづくりのための選択肢のひとつとして活用していただけると嬉しいです!
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