なぜ魚は「エリートタンパク質」と呼ばれるのか?
実はいま、魚タンパクがフィットネス業界やアスリートの間で「エリートタンパク質」として注目されているのを知っていましたか?
筋肉の材料としての質の高さ、体への負担の少なさ、栄養の豊富さ etc.
どれを取っても魚は非常に優秀なんです。
今回は、魚タンパクがなぜ「エリート」と呼ばれるのか、その理由を4つに分けて解説します。
アミノ酸スコア100の良質タンパク質
魚は、筋肉づくりに欠かせない「必須アミノ酸」をバランスよく含んでおり、ほとんどの魚がアミノ酸スコア100点満点。
このスコアは、タンパク質の「質」を示す指標で、人のカラダにとって理想的なバランスであることを意味します。
つまり魚を食べれば、筋肉合成に必要なアミノ酸を無駄なく、効率的に補給できるということ。
プロテインや肉類と同等の「使えるタンパク源」なのです。
高タンパク・低脂質=タンパク質の純度が高い
ダイエットや減量期に特に気になるのが「脂質」ではないでしょうか。
その点、特に白身魚(タラ、スズキ、カレイなど)は、100gあたり20g前後のタンパク質を含みながら、脂質はたったの0.5〜1g程度と超低脂質。
「無駄な脂質を避けて、純粋にタンパク質だけを摂りたい」という方にはぴったりの食材なんです。
消化吸収が早く、胃にやさしい
筋トレ後にお肉を食べて「なんだか胃が重い…」と感じたことはありませんか?
その点、魚は筋繊維が細かく、水分も多いため、消化・吸収がとてもスムーズ。
胃腸への負担が少なく、体に余計なストレスをかけません。
だからこそ、トレーニング後の回復食や、寝る前の軽食にも最適なんです。
魚を食べたあとに「軽い」と感じるのは、気のせいではなくちゃんと理由があるんですね。
オメガ3脂肪酸やビタミン・ミネラルが豊富
魚がすごいのは、タンパク質だけじゃありません。
青魚に多く含まれるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸には、筋肉の炎症を抑える作用や、血流を促進して回復をサポートする効果が期待されています。
さらに、骨の代謝や免疫機能をサポートするビタミンD、代謝に関わるビタミンB群、筋肉の合成に必要な鉄や亜鉛など、カラダづくりを支える「補助栄養素」も、魚にはギュッと詰まっているんです。
タンパク質も「質」で選ぶ時代
魚は「タンパク質源」としてだけでなく、カラダづくりと健康づくりをWで支えるエリート食材。
肉やプロテインだけに頼らず、「賢く選ぶタンパク質」として、ぜひ魚も食事に取り入れてみてくださいね!
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